【お線香販売店様向け】お線香の容量について
2025-01-30
カテゴリ:仏壇店,葬儀社,寺院,線香
最近、お線香の内容量について見直される機会が増えてきております。
既製品の価格が上がってきていたり、
お線香をいただく機会が増えたり、
そもそも家庭での消費量が減ってきていたりするのが主な理由です。
今までの標準サイズ(100~170gくらい)は、使う人によっては一年くらいもつ方もいるそうです。
それに加えて、お線香をいただく機会が増えればお線香を購入する頻度は減る一方かと思います。
消費量の減少を考慮すると、お線香の品質の保存性を考えた上でも
これまでより内容量の少ないサイズを主にするのは必須です。
ただ、店頭ではあまり少量サイズの品揃えは進みません。
なぜでしょうか?
お店側が品揃えをしない理由としては
①単価が下がる
②品揃えを増やさなければいけない
という理由が考えられます。
また、他にもお客様の購買心理も影響はあると考えられます。
同じ購入者がこれまでと同じものがあるにも関わらず、
違うサイズを購入するというのはなかなか考えにくいです。
既製品を全面リニューアルするか、価格改定のタイミング、
購入者の世代交代のタイミングでなければ
購入商品の変更はしにくいと思います。
では、次に品揃えするべき理由を考えます。
①よい状態のままお線香を使用していただける
②実際の消耗度合に応じた消費が期待できる
③資材の統一
こんな理由が考えられます。
短期的に考えるとこれまでの内容量のお線香、
長期的に考えると少量サイズの品揃えは必須と言えます。
また、お客様の使用頻度に合わせたご提案を
専門店はしていかなければならないとも考えます。
(もちろん「標準サイズや大容量サイズがいらない」というわけではありません)
極端な話、香りがさらによい「お香」をお線香として使用するのもありだと思います。
「未来をつくるのは今」という言葉もあります。
品揃えについて改めて考える機会をもってはいかがでしょうか?
